2009 年01 月21 日
そして 白峰へ
では、一番最近のまるちっくnote。1月19日(月)は、白山市白峰での「冬の田舎暮らし体験」をピックアップ。
豪雪地帯の白峰。
厳しい生活の中にも、白峰ならではの人と人とが織り成す
温かい生活風景がありました。
今回、体験させてもらったのは、白峰民謡「かんこ踊り」、「おろしうどん試食」、
「にしん大根作り」「屋根雪下ろし」。
この写真は、かんこ踊りの装束を着させていただいたときの様子。

歌と太鼓に合わせて踊るのは、とても難しかったです。
でも、装束を着たことで、神聖な気持ちになれ、
山間の土地の、山や自然を敬う心が、少しだけ感じられたように思いました。
面白かったのは、「おろしうどん」。
素うどんにしょう油を浸した大根おろし(油揚げとネギ入り)のみをかけて頂く
シンプルな食べ方ですが、とっても美味しい!!
そして、お願いしていないのに、背後から、にゅっと手が伸びてきて
おわんの中にはおかわりの素うどんが!
まるで、わんこそばのようなもてなし方に、びっくりしました。
娯楽の少なかった昔の唯一の楽しみが、「食事」。
お客さんに、食べきれないほどご馳走を出すのが、
白峰の一番のおもてない。
その風習が今に残るものでした。
ほかの体験も、とても新鮮で、魅力的で。
そして、一番心に残ったのが、色んな体験を指導して下さった、
地元のおばあちゃん達。
独特の方言や、昔から使っていると言う防寒具の「わたぼうし」を
大切に着ている姿。
「昔は忙しかったが、今はコタツの番が一番の仕事」と笑顔で語ってくれた方も。
とても幸せそうな表情は、私の気持ちを優しくしてくれました。
白峰の生活の厳しさ、優しさを垣間見たような気がしました。

一緒に体験に行った人たちも、大満足の笑顔です。
左から2番目の男性が、この体験事業の運営をしている
白峰雪だるまの里協議会の山下浩雅さん。
地域おこしについて、20年以上も研究されている熱心な方でした。
白山地域から石川県全域へ、元気を発信していってくれることと思います。
投稿者:まるちゃん
at 18 :19| 日記